屋久島旅④ 縦走後半戦と島の夜

宮之浦岳の頂上でしばらくのんびりとする。
外国人も結構いた。

なごり惜しいけど、今日はまだまだ歩くから出発。

笹薮を抜け、栗生岳を経由し(写真撮りわすれた)、黒味岳の中腹を巻く。
しばらく行くと、当たりが湿原に変わる。
花之江河というところでお昼にする。

グリーンカレー。最近のフリーズドライってすごいなぁ。

もう少し先にある小花之江河は日本で最南端の高草湿原だそう。
シカが湿原に半分くらい埋まりながら、草を食べていたのが可愛かった。

立ち枯れたまま乾燥してできた白骨樹。

山の上の岩が垂直に割れてできるトーフ岩

屋久島ならではの面白い景色がたくさん見られる。

屋久島が世界遺産になったのは、ただ縄文杉があるからではなく、垂直分布により九州から札幌くらいの植生が凝縮しているのも、大きな理由のひとつなのだそうだ。

高度が下がると、また森の中の道になる。

淀川(よどごう、と読む)のほとりで休憩。
澄んだ川面に映りこむ若葉が美しい。

ここを渡り、しばらく森の中を行く。
もうすぐ終わってしまうと思うと寂しくなったりもするが、
ここにきて左ひざの内側が少し痛み始める。
単なる筋力不足なので、不安にはならないが、左右のバランスが崩れて一気に疲れが出てくる。
ペースが落ちたのを見て、ガイドさんがこまめに休憩を入れてくれた。

14時頃、淀川登山口へ下山。
1日半ぶりのアスファルトは歩きやすい。

迎えの車でガイドさんの事務所へ向かう。
途中、ヤク猿の群れを見た。

確かに縄文杉はすごい。
でも屋久島の森はそれだけじゃない。

名も無い杉の樹も、

命を抱く分厚い苔も、

ひとつひとつが関わって、巡ってこの島が成り立っているんだ。
2日間の縦走で何より実感したことだった。

ガイドさんの事務所でレンタルしていた荷物を返し、精算をする。

看板犬のヤク犬、トシオさん。
すっごい人なつっこくてカワイイ。

宿にもどると、皆がお帰りと迎えてくれる。
まだ島にきて3日だけど、自然にただいまと帰る場所になっている。

シャワーを浴びてさっぱりしてから、夕飯に繰り出す。
少し遠いけど行って見たかった「漁火」というお店へ。

お座敷では地元の会合をやっているみたいだ。
私は一人なのでカウンターへ。

島焼酎と

あかばらのお刺身(カンパチみたいだった)

トビウオのつきあげ。

どれも美味しい。

そして屋久島名物。

トビウオのから揚げ。
ひれまでパリパリで焼酎とよく合う。

ひとりなのでサクッと帰るつもりだったのだが、隣で飲んでいたカップルに話しかけられる。
そして、つまみを分けていただく。

きびなご、絶品でした。
あと写真はないけど、サザエとか、イカとか、海ぶどうとか。
どこに行っても人からおすそ分けに預かる運に恵まれているんだと思う。

なんだかんだで結構飲んでしまった。
外はだいぶ暗くなっている。
急いで、宿へ戻る。

初日に会った人たちはウミガメの産卵を見に永田浜へ車に相乗りして向かったそうだ。
時間が合えば便乗できたのだが、仕方ない。
今日の宿の宴会はこぢんまりと。

宿泊者ではないが、島で働く方が遊びに来ていた。
山以外のお勧めスポットを聞いてみると、大川の滝を挙げてくれた。

翌日は、悪天候に備えた予備日だったし、原付借りて島を1周しようかな。
などと、ゆるゆる計画しつつ、泥のように眠った。