福岡・長崎島旅⑤ 角打ちとちゃんぽん

軍艦島から長崎港へ戻る。
宿へチェックインしたらシャワーを浴びて、今日はどこで飲もう。
一人旅の時はなるべく地元の方の多そうなお店を探す。
調べてみたら、近くに角打ちを発見!

森山酒店の「ちょこっとBar」
手前は酒屋さんで、奥が立ち飲みスペースになっているようだ。

カウンターはかなりの賑わい。
それでも「ここどうぞ」と快く入れてくれた。
一杯目は長崎のお酒「杵の川」にした。

九州は焼酎が主流かと思っていたが、福岡・佐賀・長崎あたりは日本酒も多いそうだ。
とはいえ壁のボトルは常温ということもあり焼酎が大半。

目の前の器にお金を入れておくと、オーダーごとに清算されるキャッシュオンスタイル。
飲み過ぎや使い過ぎも防げてありがたい。

おつまみの缶つまもずらりと。

そしてカウンターにはおばんざいも。
角打ちとしてはとてもアテが充実している。しかもお手頃!

2杯目は六十餘洲。

「旅行?よくここ見つけたね」「東京から?軍艦島目当て?」なんて会話をしながら
ゆるゆると飲む。

地元の方々にとってはきっと大切な場所。
そこにほんの少しお邪魔させていただく、余所者ながらひと時を共有させてもらう感覚は
私の一人旅の楽しみのひとつだ。

「焼酎はあまり飲まないの?」
「飲めないわけではないけど、日本酒の方がよく飲みます」
「そうなんだ、焼酎でもこれは飲みやすいからよかったら少し飲んでみて」
なんて話の流れで、お隣の方が分けてくださった焼酎「壱岐」。
確かにすっきり飲みやすい!

最後は「はねぎ搾り」
力強くもきれいなお酒でした。

これもお隣の方に分けていただいた蒲鉾。
魚が美味しい地域の蒲鉾は、やっぱり美味しい!

いい感じにほろ酔いになったので、お店を出て締めに向かう。
途中、公園でお祭りの練習をしている方たちが。
「長崎くんち」という、大きなお祭りの練習だそう。

「写真、いいですか?」と聞いたら、よく見えるところに案内してくれた。
立派な山車を撮影させてもらう。

長崎くんちに情熱を傾ける人たちを、愛情込めて「くんちバカ」というそうだ。
「俺たちみんなくんちバカだからさ」と誇らしげに言ったやんちゃそうなお兄さん。
地元を愛しているのがビシバシ伝わってきて気持ちいいい。

くんちバカ達にお礼を言って、次の目的地へ。

道に迷ったかと不安になってきたころに到着。
先の角打ちで教えてもらったお店。
年季の入った暖簾に期待が高まる。

お店に入ってみると、カウンターは8割がた埋まっていた。
食券はなさそうなので空いた席に座る・・・が、お店の方はどこ?
きょろきょろしてたら、他のお客さんが「お店の人ちょっと外してるから待っててー」と教えてくれた。
しばし待つと、お店のご主人が登場。「観光の人!?珍しいね。みんな中華街とか行くんだよー」なんて言われながら、ちゃんぽんをオーダー。

優しい味わいのスープで、全部飲み干した。
ごちそうさまでした!

満腹になったんので、コンビニで軽めのお酒を買って宿へ戻る。
今宵の宿はゲストハウス「カサノダ」。
10人の相部屋がほぼ満員だった。海外からの方も半分くらい。

ハンモックでお酒片手のチルタイム。
他の旅行者の方たちともお話しした。ヨーロッパから来たバックパッカーの女性や、韓国から来たという青年。
こういう時は、英語ができたらなぁと痛感する。

名所や絶景も旅の目的だけど、地元の方やほかの旅人との交流も思い出の一コマとして何度も思い出す。
名前も聞かず、普段の職業も知らず、一期一会を楽しむ。
こんな平和が世界中で当たり前になったらよいな。