仙台桜旅② 一目千本桜

東北本線福島行きで30分ほど、進行方向向かって右の車窓に桜並木が現れる。
電車が進んでも進んでも続くそれに、車内の空気が和むのが分かる。 

ほどなくして大河原町駅に到着。
駅から歩いて5分もしないうちに、河川敷に出た。 
開けた空の下、終わりが見えないほどにずっと続く桜並木。

大きな樹が多い。

想像以上の景色に、思わずため息がもれる。

駅前には少しだけ屋台も出て宴会スペースもあったけど、
少し離れるとひたすら桜並木だけだ。

橋を渡って、反対側の土手へ渡る。
人が少なくて、ゆっくり桜を眺めながら歩ける。

時折通る屋形船も気持ちよさそう。

風は少し冷たいけど、ハラハラと散る花弁に見とれる。

しかし本当にどこまで続くのか、向こう側に渡る橋が見当たらないのだけど
渡ったのは間違いだったのか?と不安になり始めた頃に標識を見つける。
駅と駅の間は5キロ強あり、間に渡る橋もないので次の駅まで行くしかないらしい。

ま、こんな景色の中なら苦にはならない。

楽しい桜観賞でした。

仙台駅に戻ったら、お昼ご飯。
仙台といえば牛タンとかいろいろありますが、「ずんだ餅」が食べたくなったので、源吾茶屋へ。

やわらかいお餅に素朴なずんだ餡がたまらん。

店内にスピッツのサインもあったし、いいお店でした。

今日は夜桜も見たいなと思っていたので、少し時間調整。
ネットカフェを探して入り、シャワー・携帯充電・仮眠。

スッキリしたところで情報収集。
夜はライトアップがあるらしいから、榴ヶ岡公園に行ってみよう。
本日の日没は18時過ぎ。それまで街をうろつくことに。

そうだ、仙台まで来たんだから、普段は行きつけのお店経由でお取り寄せさせてもらっている、salzさんのコンフィチュールを買って帰ろう。

販売店舗を調べて、駅前のさくらの百貨店へ。
テナントのひとつで扱いがあるようなので。

購入したのは2種類。
ひとつは春の限定「さくらのペタルジャム」
ペタルってなんだろう。お菓子作りにつかってもよさそう。
お店の方曰く、白ワインで割るのもお勧めですって♪

もうひとつは「ストロベリーペッパー」
大好きなフルーツ×スパイスの組み合わせ。
バゲットやクラッカーに乗せて、ビールやワインと合わたいな。

そうこうしているうちに日も傾いてきたので、榴ヶ岡公園へ向かう。
ちょうど楽天の球場の横にあるので、試合観戦帰りと思われる人たちとたくさんすれ違う。
機嫌よさそうなところを見ると勝ったのかな。

2キロほど歩いて、到着。したんだけど・・・。
ライトアップていうか、これイルミネーションじゃない?

で、桜はライトアップされてなかった。

ま、そんなこともあるよね。三脚がないので夜桜写真は厳しそうだ。

でも、ソメイヨシノや枝垂桜、小一時間ほど楽しんだ。

夜桜ならではの美しさ。

寒かったけど、楽しいお散歩でした。
また駅まで2キロ歩いて帰る。今日一日で何キロ歩いたんだか。

バスは深夜23時半過ぎの出発なので、国分町へ向かう。
昨年来たときに行ったビアバー、アンバーロンドへ行こうかと考えてたけど、あまりに寒かったので日本酒に変更。
きゃりっこ亭というところへ入る。

先客はいなかったけど、人のよさそうなご主人であまり緊張しなかった。
お通しがおでん!外を歩き回って、冷えてたから嬉しかった。

常連さんはお通しとお酒だけという方も多いとか。

お酒はせっかくなので宮城の地酒を。

写真撮り忘れたけど、2杯目は栗駒山。
途中、常連さんが入ってきて、ご主人と話すのをぼんやり眺めながら盃を傾ける。

東京から遊びにきたんだって?と、常連さんに突然話を振られて、ここのつくね美味しいからお勧め!と1本いただいた。
塩味でふわっとしていて美味しい。

さらにこの日本酒もいいよ、宮城のじゃないけど。と言って分けてくれた。
十四代 龍の落とし子
あぁ、いいお酒をありがとうございます。

じゃ、もう一軒行くんで、と出て行った常連さんを見送って私もお会計をする。
駅までフワフワ歩きながら、もう一軒入ってみたけど外れだった。
そんなこともあるさ。一杯だけで出た。

少し時間もあったので酔い覚ましにSSビルに上ってカップル達にまぎれつつ夜景をみたりしてから、バス乗り場へ。
日付が変る頃に発車したバスで仙台を後にした。

2014年4月20日(日)
朝5時、東京着。
今年の桜をちゃんと見れて嬉しかった。
弾丸でも行ってよかった。

行きたいとこにはなるべく行こう。
見たいものを見て、会いたい人には会って。
二日連続車中泊は、あと何年できるかわからないけど。

改めてそう実感した旅だった。