宮城旅④ 塩釜・仙台別腹充

塩釜には二つの酒蔵がある。浦霞と阿部勘。
日曜日なのでどちらもお休みだけど、塩竈神社に向かう道の途中なので外観だけ眺めてみる。

浦霞の店舗と蔵。蔵はレンガ造りなのかな。珍しい気がする。

阿部勘酒造は、塩竈神社の参道のすぐ脇にある。この横の長い階段をひたすら上る。

上りきったところから撮影。202段の石段は結構堪える。
拝殿は修繕中とのことで、仮の拝殿にお参りしてから裏参道を帰る途中、古い邸宅の公開を発見。

旧亀井邸という、地元の商社の創始者のお宅で約90年前に建てられたんだそう。
見学無料とのことなので、立ち寄ることに。
・・・楽しいっ!!時間押してるけどゆっくり見てしまう。

凝った障子組み。

接待時にお客様同士が鉢合わせしないようになっている階段。
下りも二つに分かれていて、片方は玄関、もう片方は台所へつながる。

襖の引き手が蝙蝠!!もう胸キュンものだ。

今では貴重な波打ったガラス。好きだなぁ。

玄関は折り上げ天井。

予定外に長く寄り道してしまった。後悔はしてない。
ちなみに和館と洋館がくっついているのですが、洋館は震災で一部崩れたため現在は公開していないそうで残念。

大興奮の塩竈を後にして、仙台へ戻る。
ここで時間を考えて、お土産をゆっくり選ぶなら市内観光は諦めることにした。
またくればいいのさ、と自分に言い聞かす。青葉城址公園とか行きたかったけどね。
お土産選びつつ、ちょこまかとおやつ♪

抹茶アイスずんだもちのせ。甘いものおいしい。
友人からお勧めしてもらった抹茶クリーム大福にも惹かれたけど、こっちに。

ひょうたん揚げ。これも宮城出身の友人のお勧め。
カマボコを揚げた、和製アメリカンドッグみたいな。
そうこうしながら、お酒買って甘いもの買って、実家へのお土産買って会社へのお土産買って。
荷物が大変なことになったので、再びコインロッカーへ荷物をイン。

仙台駅前のアーケードの商店街を歩いていると、復興支援の物産ブースを発見。
もう店じまい間近のような雰囲気で、商品をだいぶ値下げしたりしてる。
覗いてみると、奥のほうに気仙沼から出店してるお店が。前日行ったおさかな市場で扱っていた商品を売っていた。
昨日行ってきたんですよ~と店員さんに話しかけてみる。
「まだ何にもないでしょ」と私と同い年くらいの男性の店員さんが笑顔で返してくれる。
瓦礫の山だったところから、何にもなくなるところまで片付いたのもすごいよ、と言ってた。
返す言葉が見つからなくて黙って頷いたら、また遊びにきてねと言ってくれた。

行く前からずっと考えていたことが、再び頭を回る。
被災地に、何もできない自分が行って何の意味があるんだろう。
見るのも写真を撮るのも、不謹慎な事をしているような気持ちになりながら。

2年前に起こったことは、メディアを通じてしか知らなくて、
同じ日本に住んでいても現地の大変さは、何一つ実感として理解できていない。
それでも見たいと、知りたいと。忘れないように、憶えておくために。
そんな理由だとしたら、被災地の人々にとっては失礼なことなんじゃないだろうか。

そんな気持ちになりながら商店街を歩く。
いったん思考を停止させる。向かうのは国分町。仙台髄一の繁華街。
今回の旅のきっかけをくれた場所へ。