2023年6月4日(日)
6時前に目が覚める。今日もお天気は良さそうだ。
着替えてストレッチをして、荷物をまとめておく。
7時になると同時に食堂へ。

民宿の朝ごはんって、豪華な食材ではないけど美味しい。

陶板で作るベーコンエッグは好みの焼き加減にできてうれしい。
ご飯2回もお替りして、パワーを蓄えたら出発だ。

今回の旅のメインの目的地。
奥入瀬渓流。
梅雨入り前の新緑の季節に来たくて、この日程にした。
宿から10分ほど歩いたところにある「奥入瀬渓流館」の脇のコインロッカーにスーツケースを入れる。

朝の8時過ぎはまだ、観光バスも人も全然いない。
車道を外れて、渓流脇の遊歩道を歩いていく。

国立公園となっているこの区域は、極力人の手を入れないようにしているそうだ。
台風で木が倒れても、車道を塞いだりしない限りは動かしたりしないそう。

あちこちで複雑に絡み合う樹が見られる。

樹々は茂っているのだが鬱蒼とした暗い感じはない。
明るい森だ。

岩や倒木はぎっしりと苔むして

流れのきれいなところではスローシャッターでの撮影にチャレンジ。
天気が良いので日向では白飛びしてしまうけど、日陰ではなんとか。
三脚なしにしては頑張ったかな。

渓流に差し込む光もきれい。
歩くこと1時間半くらい、出会った人は2人だけ。
自分の呼吸音がはっきり聞こえるくらいの静かさ。
絶え間ない渓流の流れる音、鳥の鳴声、蛙の音、木の葉の騒めき、虫の声。
靴越しに伝わる土の感触、圧倒的な緑、むせかえるような森の香り、急流の水しぶき。木漏れ日の眩しさ、風の冷たさ。
普段サボっている五感がフル稼働。

歩いては、立ち止まりカメラを構える。
それだけに集中できる贅沢な時間。

焼山を出発して2時間と少し、このあたりから観光と思われる車が増えてきた。
駐車場のあるところの近くの撮影スポットでは、人もちらほら。

渓流にばかり気をとられるけど、岩肌もすごいな。

道のりの後半は滝も増えてくる。

遊歩道は時折渓流を渡る橋も。

名所となっている滝には小さな案内標もあるけど、基本は地図も見ずにひたすら自分の気持ちが動いたところでシャッターを押す。

最近こういう旅をあまりしていなかったな。

光と陰のコントラストが綺麗と思って撮った1枚。
スローシャッターにしなかったのは、陰の部分をちゃんと暗く撮りたかったから。

九段の滝。
このあたりからは人もだんだん多くなってきた。
譲り合いながら撮影をする。

銚子大滝。幅の広い滝で、離れていてもしぶきが飛んでくる。
音も相まって迫力がすごい。
ここが一番人が多かったかな。

さらに進むと子ノ口水門がある。その先には、

十和田湖に到着。
青森県と秋田県にまたがる大きな湖。
焼山から4時間半くらい、約14kmを歩き切った。
疲れているはずなのに、充足感が押し寄せてきた。
自然ってすごい。
自分って小さい。
小さい自分がすっと受け入れられるような感覚。
来てよかった。
