高知旅⑤ 高知ユースの夜が更けて

沢田マンションを後にして、高知駅まで戻る。
周遊バスのフリーパスで路面電車にも乗れるようだったので、乗ってみた。

昨日と同じ、はりまやばし方面へ向かう。
3連休の初日ということもあって、人が多い。
お店もいっぱいのところが多いのかな。

朝が遅かったこともあってお昼を抜いてしまったのでお腹が空いていた。
しかし、がっつりと定食を食べるような気にもならない。
帯屋町の繁華街をうろうろしながら、よさげなお店を探す。

ふと顔を上げると、高知城のシルエットが見えた。

明日、時間があったらいこうかな。

アーケード街から1本入ったところに杉玉が見えた。
酒屋さん?と思って近づいてみたら、日本酒バルのようだ。

まずは、一献嗜みながら考えますか。

飲み比べセットとお通し。ちびりちびりといただきます。
グラスが空になる頃には、興奮状態だった頭も少しは落ち着いて。

結局、もう1杯。アテはとうもろこしのてんぷら。

お店を出たときにはすっかり日は暮れていた。
もう1軒行こうかどうしようか、考えながら通りを歩く。

お、屋台が出てる。

いいにおいが漂ってくる。
空腹だけど食べなくてもいいか、とさっきまで思ってたのだけど、撤回。

シンプルな中華そば。
美味しかった~!

お腹もしっかり満足したので、電車に乗って今日の宿へと向かう。
2駅目で降りて徒歩5分くらい。

本日の宿。ユースホステルです。
「酒の国共和国」って、面白い名前つけたなぁ。

受付でご主人に名前を伝えると「昨日、安岡酒店に行った方だね、
安岡のご主人から連絡あったよ。酒好きそうな人が一人旅で行くよって」

・・・まさかの連絡済。しかも私、安岡酒店のご主人に会ってないのに。

開き直って、酒好きです!と伝えたら、
予約していなかったのに、お酒の講習を受けられることに。
ここのユースのご主人は酒造会社の出身なので、ユースホステルにしては珍しく、
食堂にはお酒がずらりと並んでいる。
(一般的にユースはお酒、タバコはNGのところが多いそうです。)

なんていうか、そこらへんの飲み屋より充実してない?

人気の栗焼酎、ダバダ火振もある。

お酒の説明までついてた。

ご主人に来客があるとのことで、講習は21時からだったので、先にシャワーを浴びてさっぱりする。
講習は、他に受ける人がいなかったようで、マンツーマンだった。

海外からの旅行者に説明する前提なので、資料は英語。
内容は基本的だったけど、日本酒の業績の浮き沈みや、ワイン・ビールなどとの比較も
交えて話してくれるので、すごく面白かった。

後半はテイスティング。
土佐のお酒を6種類。にごり酒や古酒、リキュールもあった。

予定時間を軽くオーバーするほど、盛り上がった。
消灯時間が近づいたので、慌ててお礼をいい、部屋に戻る。

ベッドにもぐり、1日を振り返る。
沢田マンションでのお話や、先ほどのお酒の未来の話がぐるぐると頭の中をまわる。

自分は先のことをそこまで熱く考えたことがあっただろうか。
なりゆきまかせでフワフワと楽しんでばかりの日々だけど、この先になにがあるんだろう。
めずらしくなかなか眠れなかった。

明日は東京に帰るんだよなーなんて考えながら、夜が更けていった。